美味い料理だけじゃ。。。

株式会社キーカンパニー 代表取締役 下薗博康 のブログ「風は南から」

美味い料理だけじゃ。。。


2010年9月19日

以前から気になっていた、仙川駅近くの「I」という蕎麦屋に行ってみた。

休日などは店の外まで待ちが入るほどのちょっとした人気店である。

ということで、事前に予約をして万全の準備で訪問をした。

まずはビールとつまみを数品お願いする。

美味そうなビールとつまみが運ばれてきて、期待通りの美味しさに舌鼓を打っていると、隣のテーブルのお客さんが入れ替わったと同時に店員さんがおしぼりを持ってきた。

あれ、そう言えばうちのテーブルにはおしぼりが来ていない。

「すません、こちらもおしぼりを下さい!」と店員に依頼。

何の返事もないままその店員は一旦戻り、すぐにおしぼりを持ってきてくれたのだが残念なことに無言でそのおしぼりをテーブルに置いたまま去って行った。

その後2本目の日本酒をお願いすると同時に、そばを頼む前にもう一品だけ調理不要のつまみをお願いした。

数分してもなかなか日本酒が届かない。

暫くすると、隣のテーブルに配膳してきた店員がチラッとこちらを見て「あ、日本酒まだですね」と一言発して戻って行った。

すぐに出てくるのかと思ったら、それからしばらくしてもなかなか来ない。

痺れを切らしかけていたころにようやく2本目の日本酒が到着。

店員は何事もなかったかのように、その日本酒をテーブルに置く。

少しイライラしたものの、つまみのうまさもあったのでまぁ、しょうがないかと思いながら2本目の日本酒をチビチビやっていたのだが、そう言えば最後にお願いした一品がまだ来ていない。

面倒だと思いながらも今度はこちらから店員に声をかけ「すいません、●●の注文って通ってますか?もし通っていなければキャンセルしてください」

2本目の日本酒も底を尽きかけていて、そろそろお蕎麦を食べようと思っていただのそのように店員に伝えた。

暫くして店員が、何食わぬ顔で「注文通っていませんでしたので、キャンセルでいいですか?」と僕に言ってすぐに消えってしまった。

実はこういった光景が隣のテーブルでも連発。

休日の混雑時であることはこちらも理解しているので、多少のオーダーミスや提供の遅れは致し方ない。

しかしあまりに連発で、本当にこの店員たちはやる気があるのか?と疑いたくなってしまったのと、最も僕が頭に来たのは、彼らの口から「申し訳ありません」「すいませんでした」という言葉が全く出てこないということ。

最後に蕎麦を食べていると、何だかだんだん感情が込み上げてきた。

その蕎麦が美味いということが、その感情を更に後押ししてくるのだ。

ついに帰り際に店長らしき男性に「せっかくおいしい食事を提供してくれるのに、サービスは酷いですね。ミスに対して一切謝罪の言葉がなかったですよ!」と発した。

するとその男性は僕の目を見ないまま「申し訳ありませんでした」と心のこもっていない言葉を返した。

今日初めて発せられた「申し訳ありませんでした」ではあるが、時既に遅しである。

僕はこの店にはきっと二度と行かない。

せっかく美味しくて素敵な蕎麦と酒のアテを提供してくれる店なのに、居心地が悪ければお金を払って行く気はしない。

この店では、同じような感覚になる客は少なくないと思う。

きっとそのまま消えてしまう客、そうは思いながらも美味いからサービスを期待せず訪れず客。

残念ではあるが、僕は前者を選択した。

それにしてももったいない話である。