「恋愛と結婚で考える、新卒採用の成功のキモ」

株式会社キーカンパニー 代表取締役 下薗博康 のブログ「風は南から」

「恋愛と結婚で考える、新卒採用の成功のキモ」


2015年7月30日

いよいよ2016卒採用が実質的に本格稼働するタイミングが迫ってきました。

とは言え、既に多くの企業が学生とのコンタクトやコミュニケーションを終えていることもあり、両者が色んな意味で審判を仰ぐような状況とも言えます。

どのような結果が待ち受けているのか?私たちも固唾を飲んで見守る立場ですが、一方で既にシッカリと学生から内定承諾を得て、内定者として研修フェーズに入っている外資系企業やベンチャー企業がいます。
また経団連の指針にあまり縛られない一般的な企業の中にも大半の選考活動を終了し、ほぼ採用計画数に近い承諾を獲得している企業も一定数存在します。

しかし私たちがよく耳にするのは、「既に内定を採用計画数の2倍強も出したけど、承諾者はそのうちの10%程度で、大手の結果が出るまでどうなるかわからない」という採用担当者の方々の声です。
では、現時点で上記のような差が出ているのは何が原因なのでしょうか?私なりにポイントを5つに整理したのですが、まずはその中でも最も重要な点をお伝えします。
(今後これを2017卒採用成功の「KSF(KeySuccsessFactor)」としてシリーズでお伝えしていきます)

まずひとつ目は『どんな学生から内定承諾を得たいかを明確にする』ということです。

つまり、採用ターゲットの要件を明確にするということ。
採用要件が曖昧だったり、社内で共有できていないと、採用活動全てにおいて大きなロスを生んでしまいます。

例え話が下世話ですが、そもそも恋愛を成就させたい相手を決めずに、「好きです、付き合ってください!」と片っ端から声をかけたところで、確率論的には一定数の恋愛候補者を確保できるかもしれませんが、明らかに無駄な工数を生んでしまいます。

合わせて、要件を決める際にもう一つ重要なのは、欲張らないことです。

引き続き下世話な例え話になりますが、恋愛対象あるいは結婚相手を探す際に完璧を求め過ぎてはいけないことを私たち大人は知っているはずです。
特に結婚ともなれば、尚更です。
容姿や性格、価値観に収入、更には家柄や家族構成などなど。
挙げればキリがない条件を闇雲に増やしていては、難易度が上がるだけです。
また私の拙い経験で申し上げると、恋愛感情とは、相手のマイナス要素をかき消すチカラを持っているので、ほとぼりが冷めた瞬間に一気にネガティブな気持ちに陥ってしまいます。

まさに「恋は盲目」なのです。

闇雲に条件を増やしたり、感情的な恋愛で火傷をすることのないよう、できれば、結婚相手への条件を「必須」と「不問」で整理しておき、コミュニケーションを通して、ジックリと相手を知る(見極める)ことが重要なのです。
更に、恋愛期間を通してマイナス要因も含めお互いが自らをさらけ出すことで理解を深め合うことこそが、二人にとっての幸せにつながるのではないでしょうか?完全に恋愛・結婚論に話が行ってしまいましたが、まさに採用でも同等のことが言えると思います。

企業と学生が、それぞれ相手に対してまずは最低限の「必須」と「不問」の要件を持ち、しっかりとコミュニケーションを通して理解を深め合いながら、採用・入社の合意形成をすることが求められます。

理想を言うならば、企業は現時点で「不問」としている要件であっても、入社後の教育によってその要件を伸ばしてあげるという度量を持つことも必要なことだと考えます。

私たちはこういった考えを基に「ConsensusRecruting」、つまり「合意形成型採用」という考え方に沿った採用支援を展開します。

今回はその中で最も重要である、「採用要件の定義」を恋愛と結婚を例えにしてお伝えさせていただきました。

次回以降、残り4つの「KSF」をお伝え致しますので、お楽しみに!