“任せられる社会人になりたい”という学生

株式会社キーカンパニー 代表取締役 下薗博康 のブログ「風は南から」

“任せられる社会人になりたい”という学生


2011年12月15日

相変わらず学生との面談機会が多いのですが、どんな社会人になりたいか?という質問に対して「仕事を任せられる社会人になりたいです」という学生が多いように思います。

非常に頼もしい言葉で、それ自体はとてもいいことだと思うのですが、どうやったらそれを実現出来ると思う?という質問に明確に応えられる学生は決して多くありません。

だいたいでてくる言葉は、「とにかく成果を上げることです」という台詞です。

確かに成果を上げれば、社内の信頼を得て新たな仕事を任せてもらえることになるでしょうが、何となく特定の仕事を勝手に限定し、しかも一足飛びにそれを実現しようと考えているような感じがしてなりません。

新卒で入社し早々に退職をする人も少なくありませんが、たいていそういった人に退職理由を聞くと「今与えられた仕事をするためにこの会社に入ったわけじゃありませんから」といった答えが多いのも何となく頷けます。

そもそも新卒で入社して、直ぐにやりたい仕事を任せてくれるはずがありません。

最初は掃除だったり、コピー取りだったり、場合によっては先輩社員のお遣いだったり…

でも考えてみれば、会社というのはそういった仕事を確実に或いは期待以上にやってくれる社員に「コイツは出来る」という評価したりしますよね。

特に人の嫌がるような仕事(例えばトイレ掃除など)を嫌な顔をせずにシッカリとまっとうしてくれる社員は会社の中で間違いなく信頼されていきます。

これは能力云々という問題とは別なのかもしれませんが、こういったことをしっかりやれない社員はどんなに能力が高いといってもやはり信頼できないものです。

与えられた仕事、目の前にある仕事、気付いたことに手を抜かず、一生懸命愚直に行うことの重要性を学生達にも知っておいて欲しいと思います。

企業サイドからするとそういった行動の取れる学生を見極めていく必要もあります。

実際の選考でトイレ掃除をさせればハッキリとわかると思いますが、現実的には困難です(笑)

そうなると、どうやって判断すればいいのか?という課題が残ります。

ある程度のことは面接時に分かると思いますが、私はグループディスカッション時に学生に机と椅子のレイアウト変更を依頼し、その動きをみるようにしています。

明らかに面倒臭い素振りで動く(動くふり)学生と一生懸命動く学生は一目瞭然です。

自分のやりたいことにしか興味を示さない人材ではなく、指示や依頼を自分に意味付けをし、手抜きをしないで行動できる、そんな人材が入社後活躍する可能性が高いのは言うまでもありません。