「100秒の映像で共感を得る」

株式会社キーカンパニー 代表取締役 下薗博康 のブログ「風は南から」

「100秒の映像で共感を得る」


2012年2月2日

行政主導の就活・人材関連企業の懇談会に参加させていただきました。

この懇談会は若年者雇用戦略の政策立案に繋げるためのもので、主に当社のような中小・ベンチャーの採用・就職支援会社が参加する会です。

その中でとあるNPO法人の理事長からの提案に、私はすっかり釘付けになりました。

そもそもそのNPO法人は映像(主に映画)に関わる人材を育成することを目的としたNOP法人なのですが、そのノウハウとリソースを活かし、中小企業の魅力を映像で伝えるという内容でした。

採用目的の映像(VTRやDVD等)は既に市場の中ではスタンダードなものですが、中小企業がそれを作成するにはやはりコストとクオリティがネックになりがちです。

実際の作品は約100秒で、キーワード・写真・人の声で構成され、最少の情報で最大のイマジネーションを喚起させ、「共感」を得るというコンセプトで作成されます。

実際のサンプル映像を何本か視聴しましたが、実に心に刺さる作品で、その企業を身近に感じることができました。

現在学生達が企業発見・研究のために活用する「就職ナビ」では伝わらない企業の人格(法人格)や、会社の理念などがスッと心に入ってきます。

以前から述べてきていますが、当社は会社説明の代行時には概ね1分でその会社をコンパクトに伝えるストーリーを作成しています。

まさにそれと同じことを100秒の映像に落とし込んでいるわけです。

個人的には就職ナビの画一的な情報の何倍も企業理解を深める情報ツール、メディアではないかと思います。

サンプル映像は下記から観ることができます。
http://ev-pj.com/page000297.php

もうひとつ大きな課題があります。

それは映像をどのタイミングで、どうやって観てもらうのか・・・ということです。

せっかく制作した映像も、やはり見てもらう機会がなければ意味がありません。

このNPO法人のサイトにも「知られていないこと」は「存在しないこと」と一緒と綴られています。

この課題の解決なくして、中小企業の魅力を学生に伝え共感してもらうという目的の達成はありません。

例えば大学構内で映像を継続的に流す、或いは授業で取り上げる等いう方法もあろうかと思いますが、一朝一夕に解決するまでには至りません。

こういった点こそ、行政主導のソリューションが求められているように思います。